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夢は諦めなければ必ず叶う
日本リーディングコンサルティンググループ代表 早川周作氏
「事業に失敗した父親が蒸発し、自分で会社を興して事業は成功したものの、病気、乗っ取りに遭う。国会議員に立候補し落選。それでも社会を変えるんだと、プラス思考でコンプレックスを前面に出して「どんなに苦しくても前へ進む」のが早川周作氏(日本リーディングコンサルティンググループ代表)だ。「ジェットコースターのような人生」とはよく言ったものだが、数々の貴重な経験は全てノウハウとして蓄積されている。そんな早川氏が会社が潰れる理由、事業を継続するポイントを語る <編集部より>
株式会社シーエフエス 特別講演にて。
父親は蒸発
私が19歳の時、父親が事業に失敗して蒸発してしまいました。そのあと新聞配達をしながら夜間大学へ通い、大学一年のときに法律事務所に勤めました。そこで不動産競売や会社更生を勉強して、自分ができることは何かと考えました。
5千万円を調達して会社を始めました。プレゼンをすればいくらでもお金が集まるいい時代でした。たまたま事業はうまくいき、毎日お金を使い、運転手で送り迎え、豪邸に住んでいましたが、はて一体自分は何なんだろうと考えた時に、周りからはキャッシュディスペンサーに見られていたわけです。最終的に会社は乗っ取られました。
会社では、早朝から深夜まで人の尊厳まで踏みにじるような厳しい営業会議をやって、それから遊びに行って、シャワーを浴びるためだけに家に帰り、また仕事に行く。お金が全て、そんな毎日でしたから、胃潰瘍、急性腸炎、帯状疱疹、不整脈、とあらゆる病気にかかりました。こんなんで自分は本当に幸せなのかと考えました。そして原点を思い出しました。
父が蒸発したとき、役所に相談に行ったら、「お前らなんか、住むところも食べるものもなくていいんだよ」と言われました。社会基盤は強いもの・強い地域のために機能しているんだと。弱いもの・弱い地域には役に立たないんだと19歳で知らされました。
社会を変えたい
「社会を変えたい、母親を幸せにしたい」と思いました。49歳まで建設業者の社長夫人として、国会議員とお付き合いしたり、宮内庁御用達のものを食べ、何不自由なく過ごしてきた母は、父が会社を潰した瞬間に山形の温泉の住み込みです。私に泣きながら電話してくるわけです「パンが食べたい」って。田舎にはパンが売っていないそうです。絶対母親を迎えに行って、昔以上の暮らしをさせたい。社会基盤を変えなくては。
「国会議員になりたいんだ。国政選挙に出たい」と言ったら、「大丈夫か?精神科へ行け」「お前にはムリだ」と散々言われました。先日、藤岡(俊雄=一般社団法人公益資本主義推進協議会副会長)さんが「2017年に1万社集める」と言ってるのを聞いて「この人大丈夫か」と思いました。ここからが尊敬するところで、絶対ムリだろうと言われることを一人ひとりに夢を発信して、前へ進んで、やり遂げていく。これは大きな志を叶える人にとって絶対に必要なことだと思います。